沖縄密約、原告敗訴確定へ 文書不開示の二審維持か

 【共同】1972年の沖縄返還をめぐる日米間の密約文書の開示訴訟で、最高裁第2小法廷(千葉勝美裁判長)は7日までに、上告審判決を14日に言い渡すと決めた。二審の結論見直しに必要な弁論を開いておらず、元毎日新聞記者西山太吉さん(82)ら原告側の逆転敗訴とした二審東京高裁判決の判断が維持される見通しだ。

 一、二審はいずれも密約の存在をはっきり認定したが、一審が不開示決定の時点で国が文書を保有していたとして開示を命じたのに対し、二審は「秘密裏に廃棄された可能性がある」として、不開示は妥当だと判断した。

 西山さんらが開示請求したのは(1)米軍用地の原状回復費の肩代わり(2)短波放送中継局の国外移転費負担(3)返還協定記載額を上回る財政負担?の合意を示す文書。外務、財務両省は2008年、文書の「不存在」を理由に開示しなかった。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る