セグウェイの模造品多すぎる〜メーカーが特許侵害で提訴

 立ち乗り電動2輪車「セグウェイ」の中国製模造品が国内で増え続け、業を煮やした製造元が米国際貿易委員会(ITC)に提訴する事態に発展した。

 ブルームバーグ通信によると、セグウェイ(Segway、ニューハンプシャー州)と、セグウェイの発明者ディーン・ケーメン氏が経営するデカ・プロダクツ(Deka Products、同)は9日、消費者見本市などで宣伝されているインモーション(Inmotion)をはじめ、セグウェイの類似品を販売するメーカー少なくとも6社と販売元2社を、デザインなどの特許侵害で訴えた。

 販売元として訴えられたウェブサイト、ロボスクーターズ(roboscooters.com)を運営するミラード・ジェイコブズ氏は最近のインタビューで、インモーションを製造する上海インモーション・テクノロジーズなどメーカー3社からは自前の技術で開発したと聞いていると述べた。製品は自力で移動が困難な人を対象に造られ、いずれもセグウェイより小型で、価格も半額の2500ドルで販売されているとも説明した。

 ケーメン氏はセグウェイを2001年に発明し、翌02年に発売した。しかし、警察や観光用には人気がある半面、高価なことや自治体による規制で個人向けの普及は進んでいない。同氏が設立したセグウェイ社は、現在は別会社の所有。

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