ブルーム・エナジーが初の海外事業〜日本でソフトバンクと
- 2014年10月6日
- 米国ビジネス
燃料電池大手ブルーム・エナジー(Bloom Energy、カリフォルニア州)はこのほど、初の海外事業となる日本での発電施設建設を終了した。
ロイター通信によると、今回の事業は、7月に日本の通信大手ソフトバンクとの折半出資で設立したブルーム・エナジー・ジャパンが手掛けた。福岡市にあるソフトバンクの施設「Mタワー」に、個体酸化物形燃料電池(SOFC)を使った出力200キロワット(kW)の発電システム「ブルーム・エナジー・サーバー」を設置した。
ブルーム・エナジー・ジャパンは、安全かつクリーンで安い小型代替電力源の提供を目的に設立され、高効率なSOFC技術を使った24時間給電を行っており、原発に代わる電力供給手段が求められている日本で新しい発電方法を提示している。
ブルーム・エナジーは、米国ではさまざまな大手企業に100kWおよび200kWのSOFCサーバーを設置してきたが、国外進出は日本の合弁事業が初めて。10年初頭に米国で投入されたブルーム・エナジー・サーバーは、規格方式で多様な立地条件に対応できるほか、天然ガスやバイオガスで運用でき、非常に効率が高い。
米国では加州の米国ホンダ施設などに計100メガワット(MW)以上のブルーム・エナジー・サーバーが設置されている。
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