OPEC減産に動かず 家計には支援材料
- 2014年10月22日
- 世界のニュース
【共同】原油が約2年4カ月ぶりの安値水準で推移している。米国が新型原油のシェールオイルを増産しているのに加えて石油輸出国機構(OPEC)が減産に動かず、供給がだぶついているためだ。さらに世界的に経済成長が鈍化し、需要の伸び悩みが予想されている。
原油安を反映して、日本国内でもガソリンなどが値下がりしており、消費税増税で打撃を受けた家計にとっては支援材料となっている。
ニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は前週、指標となる米国産標準油種(WTI)11月渡しが一時、1バレル=79.78ドルをつけた。80ドル割れは2012年6月以来だ。その後、やや持ち直し、ことし10月21日の終値は82.81ドルだった。
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