タカタ製エアバッグ欠陥 世論見誤り対応後手 信頼回復、出口見えず

 【共同】エアバッグの欠陥問題でタカタは米議会の3日の公聴会で、強い批判にさらされた。安全性を懸念する米世論の高まりを認識できず、対応が後手に回ったのが響いた。トヨタ自動車が日本で新たなリコール(無料の回収・修理)を国土交通省に届けるなど問題は拡大。信頼回復への出口は見えない。

 「一体、何人が命を落とすことになるのか」。3日の下院エネルギー・商業委員会の小委員会でビリー・ロング議員は、タカタの清水博・品質保証本部シニアバイスプレジデントを追及した。

 道路交通安全局(NHTSA)は11月に、問題が起きやすい南部などの高温多湿地域に限定された運転席エアバッグのリコールを全米規模に拡大するように書簡で要求。これに対しタカタは「このような手紙を受け取って大変驚いている」「返信まで2営業日しか与えられなかった」と回答していた。

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