ミスフィット、スマート住宅機能を追加 〜 身体装着型端末で操作を可能に
- 2015年1月30日
- ハイテク情報
ミスフィット(Misfit)は、腕に装着するフィットネス・バンド製品のミスフィット・フラッシュ(Misfit Flash)に、アプリケーションや機器に対してコマンドを送る機能を追加する。新機能はソフトウェア更新を介して3月に導入される予定。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ミスフィット・フラッシュはそれによって、スポッティファイ(Spotify)といったアプリケーションやオーガスト・スマート・ロック(August Smart Lock)といった機器との連動が実現する。
「利用者の腕という貴重なスペースを使うからには、何歩歩いたか何カロリー消費したかを記録する以上のことができなければならない」「さまざまのスマート製品がお互いに通信して興味深い統合を実現するようにしたい」と、ミスフィットのティム・ゴルニック製品設計責任者は話す。
ミスフィット・フラッシュは、ブルートゥースで接続する柔らかな感触のプラスチック製端末。本体は大きめの硬貨のような丸型で、付属のバンドで腕に付けられるほか、クリップで衣服に付けることもできる。
アプリケーションはアンドロイドまたはiOSに対応し、1日の消費カロリーや歩数、移動距離、睡眠時間を計測できる。
3月導入の新機能では、スポッティファイの音楽プレイ・リストの再生と停止、オーガスト・スマート・ロックの解錠のほか、メッセージ送信やスマート住宅のオン・オフ操作など、簡単なコマンドを送信できるようになる。対応機能は今後も追加される予定だ。
調査会社ガートナーのヘンドリック・バーテル氏は、ミスフィット・フラッシュのような端末がスマート住宅の操作へと機能を拡大するのは、モノのインターネット(IoT)の進歩を表していると考えている。
「利用者は一つのOSに縛られたくないと思っている。ミスフィット・フラッシュはスマート住宅を操作するには十分ではないが、クリエイティブな展開だ」「今年は、さまざまのコントロール・インターフェイスが登場するだろう」とバーテル氏は予想する。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ