NEC、ハナ向け可用性向上ツールを提供 〜 クラウド用大規模データ解析を支援

 NECは、クラウド電算サービス最大手のアマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS=Amazon Web Services)上で稼働するSAPハナ(SAP HANA)の可用性向上を実現するソリューションの提供を開始した。

 その背景には、大規模データ(big data)解析を目的にインメモリー・データベース・ソフトウェアのSAPハナのクラウド版を使う企業の増加という市場動向がある。

 コンピュータワールドによると、NECの新たなツールは、NECの高可用性クラスタリング・ソフトウェア「エクスプレスクラスター(ExpressCluster)」を活用するもの。

 新ツールは、AWS上で稼働するSAPハナを使うシステム全体の障害を自動的に検知し、待機サーバーに切り替えることによって、業務停止時間を短縮し、高可用性と運用効率化を実現する。

 新ツールは、大規模データの高速解析向けや基幹業務システム用にSAPハナを使う企業が対象。NECの新ツールは現在、AWSのみに対応しているが、今後はほかのクラウド基盤サービス向けにも同ソリューションを提供する計画だ。

 ジョージ・メイソン大学のカーク・ボーン教授はNECの新ツールについて、インメモリー解析やクラスター処理、クラウド電算、そしてAWSという4つの主要技術の交点にあるニーズを満たすと分析。

 「SAPハナが提供する強力なインメモリー解析のうえにAWS基盤ワークフローとクラスター管理層を提供することによって、NECの新ツールはそれらのソリューションを融合する」と同氏は話す。

 ボーン教授はまた、データ解析の民主化を推進する可能性もある、と新ツールを評価した。

 一方、IDCのヘンリー・モリス上席副社長は、新ツールがアップタイム(使用可能時間)を保証していない点に言及。「買い手はそれ(使用可能時間保証)を求めている」と述べ、企業に売り込む際の課題になると指摘した。

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