機内Wi-Fiの供給倍増へ〜パナソニックの航空部門

 パナソニックの航空部門パナソニック・アビオニクスは、航空機内にWi-Fiシステムを搭載する需要が激増しており、設備供給のペースを今の2倍に引き上げる必要があるとの考えを示した。

 ロイター通信によると、航空会社は近年、機内でもインターネットを使いたいという乗客の希望に応えるためだけでなく、搭乗中はその場に拘束される乗客への売り込みを狙う企業から広告契約を取り付けるためにもWi-Fi設備の導入を急いでいる。

 パナソニックは2009年以降、機内Wi-Fiの市場でオンエア、ゴーゴー、グローバル・イーグルのロウ44といった同業を抑えて46%の最大シェアを握る。営業担当取締役のニール・ジェイムズ氏は先週、ドイツ・ハンブルクで開かれた国際展示会エアクラフト・インテリアズ・エクスポで「14年は488機に設置したが、需要に追い付くためにはペースを2倍に引き上げて年間1000機にする必要がある」と語った。

 今のところ機内Wi-Fiの導入は長距離路線が中心だが、航空会社は乗客がタブレット型多機能端末などを機内に持ち込む短距離路線への導入も検討しており、ジェイムズ氏は「向こう10年間にナローボディ機1万2000機にWi-Fiが搭載される」と予想した。同社は14日、アプリケーションやポータルサイトをデザインするソフトウェア・コンサルティング会社タクテル(Tactel、スウェーデン)の買収を発表しており、ジェイムズ氏は「パナソニックは常に買収を検討して航空事業を拡張する」とも話した。

 ハンブルクの展示会ではこのほか、機内Wi-Fiに関連する技術として、衛星放送信号をとらえるため横方向に傾くこともできるグローバル・イーグルの新型アンテナ(試作品)が発表されたほか、ハネウェルと英インマルサットは新しいフラットパネル・アンテナのデザインをテストするため、メタマテリアル表面アンテナ技術を持つカイメタ(Kymeta、ワシントン州)との提携を発表した。

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