パナソニック、OLEDテレビ競争に参戦 〜 THX認定を取得した初の4K機種
- 2015年9月4日
- ハイテク情報
パナソニック(Panasonic)は、同社初のOLED(organic light-emitting diode)テレビを開発した。
同社がプラズマ・テレビから撤退して2年近くが経過するいま、LCDテレビへの軌道修正を経てOLEDテレビを開発したことは、同社がテレビ生産事業を中核事業の一つとして維持することを示す動きだ。
テックハイブ誌によると、パナソニック初のOLEDテレビ「TX-65CZ950」は、THX認定を取得した業界初の4Kテレビでもある。
CZ950シリーズは、非常に高いダイナミック・レンジ技術をサポートし、広範の輝度と色彩および色調を可能にすることで、実物により近い超高画質を表示する。
パナソニックはOLEDテレビの開発にあたり、ハリウッドの色彩技術専門家マイク・ソワ氏の協力を得て、4Kスタジオ・マスター・プロセッサーという独自のテレビ用画像処理チップを開発している。
OLEDは、次世代のテレビ技術と位置付けられているが、高額のためまだ普及していない。OLEDテレビ市場では、サムスンとLGがすでに市販している。
ベルリンで4日に開幕した見本市に出展された65インチ型のTH-65CZ950は、販売価格が約1万ドルと言われる。
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