6500 万ドルの寄付を募る資金調達キャンペーンを発表〜JANM

全米日系人博物館(JANM)は、6500万ドルの寄付を募る歴史的な包括的資金調達キャンペーンの一般公開フェーズを開始した。

博物館の展示施設のリノベーションや新しい常設展の制作をはじめとする野心的な将来の計画を発表した。キャンペーンはすでに 4800 万ドル(目標額 6500 万ドルの 74%)の寄付が集まっている。その中には 59件もの10 万ドル以上の寄付も含まれている。

「JANMの創設者たちは、1942年に日系アメリカ人に起こったことが、他のいかなるグループにも決して起こらないようにするため 当館は公民権のとりでとしてあり続けると約束しました。 今日、JANM は当館の未来を確かなものとし、物理的・デジタル上の施設、展示やプログラムを 変革するため、当館史上最大のキャンペーンを開始いたします」と JANM 館長兼 CEO のアン・バロウズ氏は述べている。

このキャンペーンは、JANMの主たる施設をリニューアルし、来館者の皆様に親しみやすく、 充実したダイナミックな空間を生み出すための、2000 万ドルが含まれています。工事は 2025 年1月より開始予定です。リノベーションに伴い、JANM の主な展示室があるミュージアム・パビリオンは、2024年12月31日をもって、いったん一般公開を休止する。改修期間中、JANMの主要な展示は全米を巡回 する予定。

今回のキャンペーンでは施設の改修に加え、以下の資金も調達予定。
・人種、民主主義の脆弱性、共通の価値観、公民権や社会正義、アートなど、私たちの国 を形作る出来事や問題に市民が関わるためのプラットフォームとして、民主主義保存全 米センターの活性化(750 万ドル)
• 一般運営資金の調達により、斬新な方法で物語を伝え、スマート技術を駆使して新しい 体験を生み出し、当館のリソースを全米に共有し、学習の機会を提供する(1750 万ドル)
• JANMの機能を支える運用基金の拡充(2,000 万ドル)

資金調達キャンペーンへは現在までに、マッケンジー・スコット(1000 万ドル)、フォー ド財団(560 万ドル)、ペレンキオ財団(250 万ドル)、LA 芸術復興基金(150 万ドル)、アラ タニ財団(50 万ドル)、株式会社三菱 UFJ 銀行(50 万ドル)、米国トヨタ自動車販売株式会社 (414,400 ドル)、ソニーグループ株式会社(現物寄付)といった財団や企業からのご寄付に 加えて、JANMボード・オブ・トラスティーズ全員からの寄付を含む、多数の寛大な個人寄付者達からの寄付が行われている。

JANM は2023 年8月、9月、10 月に対面およびバーチャルで、このキャンペーンの説明会 を実施する。
2023年8月30日(水)
4 p.m. – 6 p.m.
Tateuchi Democracy Forum
予約する

2023年9月22日(金)
12 p.m. – 2 p.m.
バーチャル (Zoom リンクをお送りします)
予約する

2023年10月19日(木)
3 p.m. – 5 p.m.
Tateuchi Democracy Forum
予約する

■詳細:https://www.janm.org/ja/give/our-promise#events

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