南シナ海、中国と協議も オバマ氏に比次期大統領

 9日のフィリピン大統領選で勝利したドゥテルテ氏は17日深夜(日本時間18日未明)、選挙後初めてオバマ大統領と電話で会談した。地元テレビ局GMAによると、南シナ海問題について米国などと協力するが進展がない場合、「(中国との)2国間協議を選ぶことになる」と伝えた。これに対しオバマ氏はオランダ・ハーグの常設仲裁裁判所の結論を待つべきだと応じた。

 ドゥテルテ氏はこれまでに、中国がフィリピン国内に鉄道網を整備するなどすれば、南シナ海の領有権問題は棚上げしても構わないと発言。経済支援と引き換えに譲歩をほのめかしていたため、オバマ氏がけん制した格好となった。

 また、ホワイトハウスによると、オバマ氏は「民主主義や人権、法の支配」といった価値観を両国は共有していると強調した。これまでドゥテルテ氏は治安対策のためには「人権に関する法律など忘れてしまえ」と発言するなど超法規的手法も容認する言動を続けており、この点でもオバマ氏がドゥテルテ氏にくぎを刺した。(共同)

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