ベール脱ぎ、おしゃれも マリ女性、解放を謳歌

 【共同】「もう全身をベールで覆わなくて良いし、好きな服を着られる」-。フランスの軍事介入でイスラム過激派が撤退した西アフリカ・マリ北部の各都市で、過激派が強いたさまざまな規則からの「解放」を女性たちが謳歌している。

 マリの住民は穏健なイスラム教徒が大半だが、昨年北部を制圧した過激派は厳格なシャリア(イスラム法)による統治を強化。各都市で女性はベール着用を義務付けられ、色鮮やかな服や香水などが禁止された。過激派は違反者にむち打ち刑なども行っていた。

 北部ガオの女子学生アミ・マイガさん(15)は電話取材に「過激派がいた時は町中で男友達と会話しただけで投獄されてたたかれた。1人で歩くこともできなかった」と振り返った。「今は好きな場所に行けて好きな格好もできる。自由を感じる」と喜ぶ。

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