車の窓ガラスに高強度プラスチック

 自動車の窓ガラスへの高強度プラスチックの採用が複数の車種で開始される見通しだ。

 デトロイト・ニューズによると、フィアットの2014年型「500L」に採用されるポリカーボネートのガラスは、通常のガラスと比べて窓の重量を半減させる。さらに、圧縮成形を通じて関連部品の数を削減できるのが特長だ。

 窓ガラスは通常、車の重量のうち100ポンド程度を占めるに過ぎないが、このうち50ポンドを削減できれば自動車メーカーも無視できない。専門家は、軽量の窓ガラスが将来、業界の主流になると予想している。

 フォードは、窓ガラスに対して約1万時間に上る耐久性テストを実施している。ポリカーボネートは早ければ今年中にも、新型「トランジット・コネクト」に採用される見込みだ。

 ポリカーボネート・プラスチックはヘッドライトを保護するカバーに活用されており、今日では全自動車の95%で採用されている。

 プラスチック・ガラスは今後、政府当局の規制などから、フロントガラスやドア以外の後部ガラスで採用されるほか、サンルーフへの活用が見込まれている。

 一方で、ポリカーボネートには耐久性で課題も指摘されている。柔軟性が特長で、通常のガラスのように壊れないため、事故時に乗員を窓から救出するうえで困難に直面する恐れがある。

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