レクサス、「LF-LC」市販化へ

 レクサスは、昨年の北米国際自動車ショーで公開したコンセプトカー「LF-LC」の市販化を決定した。

 ワーズ・オートモーティブ・リポーツによると、高級クーペは限定生産が有力で、価格は大半のレクサス車より上になる見通し。コンセプトカーと同様にハイブリッド・パワートレインを採用するかどうかは未知数だ。一部では、生産が打ち切られた「SC430」の後継になるとの見方も浮上している。

 レクサスのマーケティング担当副社長であるブライアン・スミス氏は、生産開始時期など詳細を明らかにしていないが、「当初はコンセプトカーの位置付けだったので、反響の大きさを受けて市販化を決定したと日本から伝えられ、誰もが驚いた」と語った。

 スミス氏はさらに、レクサスには人気が拡大しているクロス・ユーティリティ車(CUV)などの製品を拡充する必要があるとの見方を示した。レクサスでは「RX」が唯一のCUVだが、フォードの高級車部門リンカーンも、小型CUVを成長分野に位置付けている。

 スミス氏はこのほか、厳格化する燃費規制に対処するため、大型SUV「GX」と「LX」のプラットフォームを統一する可能性があると述べた。

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