「わが闘争」今後も発禁検討 ドイツ政府

 【共同】ドイツで現在出版が認められていないナチスの独裁者ヒトラーの著書「わが闘争」をめぐり、ドイツ政府が著作権の切れる2015年末以降も、出版禁止にする法的措置を検討していることが分かった。

 「わが闘争」の著作権は、ヒトラーが住民登録していた南部バイエルン州が保有。同州は出版を認めてこなかった。ドイツでは著者の死後70年間は著作権が保護され、同書は15年いっぱいで著作権切れとなる。ドイツは刑法でナチス称賛につながる書物の配布を禁じているが、学術目的なら出版は可能とされる。

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