「攻撃前夜」緊張高まる 繰り返す爆発音 車列、国境を脱出

 【共同】隣国に脱出を急ぐ車の列。アサド政権軍と反体制派の衝突による爆発音が繰り返し響くシリアの首都ダマスカスに27日、入った。化学兵器の使用疑惑をめぐり米英などによる武力行使は不可避との見方が広がる中、「攻撃前夜」の緊張感が高まっていた。

 隣国レバノンの首都ベイルートから車で幹線道路を1時間半。レバノン側の国境検問所を越えると、アサド大統領と父のハフェズ・アサド前大統領の肖像画が見えた。シリア領だ。

 シリア国内に向かう道は閑散としているが、レバノンに出国するための検問所には数十台が列をなしている。多数のスーツケースを屋根の上に載せた車が多い。「戦争を予想して脱出する人が急増しているんだ」と運転手。ダマスカスまで約50キロの道のりに軍の検問所が約10カ所。トランクを開けて積み荷を調べる徹底ぶりだ。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る