偽リビュー掲示で罰金35万ドル〜NY司法省、19業者摘発

 ニューヨーク州のエリック・シュナイダーマン司法長官は23日、サービスや商品に関するうそのリビュー(消費者の感想)を口コミ・ウェブサイトに投稿させ、不正広告や詐欺的商行為を禁じる州法に違反した地元のオンライン評価管理業者など19社が、計35万ドル超の罰金支払いに合意したと発表した。

 クリスチャン・サイエンス・モニターによると、支払いに応じた19社には、オンライン評価管理業者のほか検索エンジン最適化サービス(SEO)業者が含まれる。捜査は、ニューヨーク市内のヨーグルト店(架空)の店長を名乗ってSEO業者などに電話し、「店の評判が悪いのでオンラインのイメージ改善のため何かできないか」と持ちかけるおとり捜査も含めて1年がかりで行われた。

 この結果、多くのSEO業者が偽のリビューを書いて投稿型の検索エンジンに掲載するサービスを請け負っていたことが判明した。「このヨーグルト最高!」といった偽りの声で販売をあおるこうした宣伝手法は、人工芝の商標(Astroturf)をもじって「アストロターフィング」と呼ばれる。

 具体的には、バングラデシュ、フィリピン、東欧などに居住する外部ライターに、ある商品やサービスについて肯定的なうそのリビューを作成するよう依頼し、シティサーチ、グーグル・ローカル、イェルプといった口コミサイトに掲載させていた。

 シュナイダーマン長官は、「消費者は食品から衣類、娯楽、観光に至る日常的な購入決定を他人のリビューに頼っている。企業は、アストロターフィングが21世紀の不正広告であり、司法当局にはこれを阻止する手段がいくらでもあるということを知るべきだ」と述べた。

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