購入縮小、12月以降の可能性も シカゴ連銀総裁
- 2013年9月27日
- アメリカ発ニュース
【共同】シカゴ連邦準備銀行のエバンス総裁は27日、訪問先のオスロで記者団に対し、量的緩和第3弾(QE3)について「確信を増すために、経済のさまざまな面で前向きな進展をさらに確認する必要があり、(縮小決定まで)もう少し長引いても驚かないだろう」と述べ、購入規模の縮小決定が次回10月末の連邦公開市場委員会(FOMC)でも見送られ、12月中旬の会合以降に先延ばしになる可能性があるとの認識を明らかにした。ダウ・ジョーンズ(DJ)通信が伝えた。
「これからは会合のたびに判断しなければならない。あらかじめ定まった道筋はない」と述べて、経済状況に応じて購入規模の縮小を決めると強調。縮小決定は「10月かもしれないし12月だってありうるが、1月でも可能だろう」とした。9月の政策決定に触れて「ある程度、きわどい判断だった」としつつ「最終的な決定は、政策について期限を区切らないとしたわれわれの全体的な意図と非常に一致していたと思う」と評した。
総裁はことし、FOMCで金融政策を決める投票権を持つ連銀総裁メンバーの一人。
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