燃費技術開発、日産など4社が先行

 燃費の改善でしのぎを削る自動車メーカーのうち、独自の技術開発ではメルセデスベンツ、クライスラー、ジャガー・ランドローバー、日産自動車の4社が先行している。

 クリスチャン・サイエンス・モニターによると、欧州でディーゼル・エンジンを搭載したセダンやスポーツ多目的車(SUV)を販売してきたメルセデスは、米国で乗り心地や耐久性を高めたディーゼル車を再投入している。ディーゼル車に負のイメージを抱いている消費者マインドを覆せるかどうかが成功のカギとなる。

 クライスラーの場合、代替燃料エンジンの開発よりも先に、車体の空気抵抗を改善した。ダッジの「ダート・エアロ」は抵抗係数がわずか0.285で、フェラーリ「F430」の0.33をも上回る。エアロの最大の特長は、速度やエンジン温度を感知するマイクロチップがフロント・グリルを開閉する機構だ。

 ジャガー・ランドローバーはかつて、燃費と排ガスで最悪の部類に入るブランドとみなされていたが、人気車種への小型エンジンの搭載を進めた。4気筒エンジンを採用した4輪駆動のランドローバー「イヴォーク」は、高速走行で28マイル/ガロン(mpg)、2輪駆動のジャガー「XF」セダンは30mpgと優秀な数字を出している。

 電気自動車(EV)「リーフ」を投入した日産の真の狙いは、代替エネルギーの発想に引かれる消費者だけでなく、より実用的な車を求める消費者にも売り込むことにあった。同車にはブルートゥース接続や暖房シートに加え、「ドライブ」モードにするとアクセルを踏まなくてもゆっくり前進するなど、ガソリン車並みの快適機能が搭載されている。

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