iPS、初の臨床応用 心筋作り移植、患者回復

 【共同】重い心不全患者の肝臓から人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作り、心筋細胞に成長させて移植する治療を今年に入って6人の患者に実施したと、ハーバード大の森口尚史客員講師が10日明らかにした。

 今年のノーベル医学生理学賞受賞が決まった京都大の山中伸弥教授が2007年に人間の皮膚からiPS細胞を作って以来、臨床応用は世界初とみられるが、専門家は内容の検証が不可欠と指摘している。

 森口講師らによると、今年2月に初の移植を受けた34歳の米国人男性は回復し、経過を見守っているが、現状では異常は出ていないという。

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