日本、モバイル・アップ販売で世界最大に 〜 10月の売上高が米国を抜く

 日本のモバイル・アプリケーション市場は、スマートフォンとタブレットの普及を受けて、販売高が米国を抜いて世界最大になった。

 ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたアプリケーション調査会社アップ・アニー(App Annie)の調べによると、日本の消費者は10月に、モバイル・アプリケーション購入に米消費者より約10%多く支出した。その売り上げ総額は、韓国市場の3倍、英国市場の8倍に達した。

 わずか1年前には、日本の消費者のモバイル・アプリケーション購入額は米国より40%も少なかった。ここ1年の間に、日本市場におけるスマートフォンの急普及がうかがえられる。逆に言えば、日本市場はほかの先進国市場よりもスマートフォンの普及が大きく遅れていた。

 日本の消費者は、スマートフォンが普及する前のフィーチャーフォン(日本でいうところのガラケー)時代から、電車時刻表やデジタル・コンテント、絵文字アイコン、ゲームの購入に積極的だった。スマートフォンの急普及によって、世界共通プラットフォームのアップ・ストアーからの購入がさらに加速したと言える。

 モバイル・コンテント・フォーラムによると、日本の消費者は2009年に5530億円をデジタル・コンテントに費やし、2012年には8510億円を支出した。

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