セールスフォース、大々的にサービス刷新 〜 名称も変更し新機能も多数追加

 オンラインCRM(顧客関係管理)サービス最大手のセールスフォース(Salesforce.com)は、自社サービスの名称を刷新するとともに、いくつもの新機能を追加する。携帯端末の業務活用がますます増える企業環境への対応を強化する考えだ。

 コンピュータワールドによると、セールスフォースはまず、従来の顧客支援アプリケーションを「サービス・クラウド1」と命名すると同時に、顧客サービス・エージェント・コンソールを刷新した。

 担当者はそれによって、顧客情報に応じて簡単にアクセスできるようになり、苦情への迅速対応が可能になる。

 また、必要と思われるデータに関しては、システムが自動判断してプッシュ機能を使ってそれらのデータを担当者に供給できる。

 そのほかの新機能としては、製品やサービスに関する顧客からの質問に対する回答や解決策をとりまとめたコミュニティー・サイトを構築する「インスタント(Instant)」機能が追加された。

 さらに、同社は統合ツール「デスク・コネクト(Desk Connect)」を提供する。これは、中小企業向け顧客サービス・アプリケーションのデスク・ドット・コム(Desk.com)と主力CRMを統合するためのツール群。

 同ツールを提供することで、企業がサービス・クラウド1に最終的に乗り換えることを同社は期待している。

 また、以前に発表されたヘルプ機能「SOS」の導入も同社は明らかにした。SOSは、アプリケーションに埋め込むヘルプ用ボタン機能。顧客がそのボタンを押すと、顧客サポート担当者にビデオ会話で問い合わせることが可能となる。

 同様の機能としては、アマゾンが自社製タブレット製品のキンドル・ファイヤーHDXに採用している「メイデー(Mayday)」がある。

 セールスフォースはそれに加えて、主力製品の販促ソフトウェアに新機能を追加し、「セールス・クラウド1」として刷新した。

 そのほかにも、会議を管理する携帯端末向けアプリケーション「イベンツ(Events)」、販売過程を支援する「セールス・パス(Sales Path)」、トムソン・ロイターや自社参加のデータ・ドット・コムといった第三社が提供する情報を営業販売担当者に提供する「セールス・データ(Sales Data)」も新たに投入する。

 それらのアプリケーションの多くは、2015年冬に提供される予定だが、一部は2015年下半期に市場投入される見込み。

 セールスフォースはそれらの詳細について、サンフランシスコで来週に開催される「ドリームフォース(Dreamforce)」で発表する。

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