大規模事業にも採用され始めたIIoT 〜 成功する企業はIIoTの重要性を認識

 製品開発や業務効率化、サービス向上に関する貢献が実証されつつある産業版モノのインターネット(IIoT=Industrial Internet of Things)を重視し始めた企業が増えている。

 IIoTは、データを収集および管理するシステムまたはプラットフォームと接続する検知器や機械、身体装着型端末の接続網だ。

 IIoTは、企業各社の成長や生産性、利益を向こう15年間にわたって支える最大の原動力と期待されている。ある調べでは、IIoTが米国にもたらす経済効果は2030年までに7.1兆ドルに達するという見積もある。

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、「IIoTというデジタル生地を事業に編みこみ、それを対顧客や対供給業者、対従業員に広範に編みこむことに重要性を見出す企業が成功企業になる」とアクセンチュアのポール・ドーアティ最高技術責任者(CTO)は話す。

 ハードウェアとソフトウェアを組み合わせ、集められるデータを分析し、事業や業務の効率化に役立てる実例は増えており、その傾向は今後さらに強まると予想される。

 下記は、その実例の一部。

▽ある水道管理サービス会社は、検知器と分析ソフトウェアを使ってリアルタイム・データを分析し、水漏れの有無やその場所を検知して迅速な対応を可能にし、節水と設備管理を効率化している。

▽ある精油会社では、有毒ガスを検知する無線機器を従業員たちに支給し、職場の安全性を強化している。また、従業員が危険に直面した際に、その機器のボタンを押すことで救援を即座に呼ぶことができる。

▽ある医療システム会社では、感染症やその危険性から患者を守るための接続型監視機器を使って、危険性が高まった場合に症状を診断できるシステムを提供している。

▽あるエネルギー大手は、風力発電所のタービン群の1000単位のデータ・ポイントからデータを集めて分析することで、タービンのトルクや速度といった各機能を調整し、各タービンの発電効率を最大化している。

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