新規抗精神病薬にFDA承認〜大塚製薬と欧社が開発
- 2015年7月15日
- 米国ビジネス
大塚製薬(東京都)とデンマークの製薬会社H.ルンドベックが共同開発した抗精神病薬「レキサルティ(Rexulti、一般名ブレクスピプラゾール)」が14日までに、成人の大うつ病(MDD)補助療法と統合失調症治療法として食品医薬品局(FDA)の承認を取得した。同薬が医薬品当局から承認されたのは世界初。
大塚ホールディングスのウェブサイトによると、レキサルティはドーパミン、セロトニン受容体と高い親和性があり、SDAM(Serotonin Dopamine Activity Modulator)と呼ばれる薬理作用を持つ。
大規模な臨床試験を通じて、既存の抗うつ薬治療(ADT)と併用した大うつ病の補助療法と、統合失調症に対する単剤療法で有意な改善を示したという。
米国では成人の大うつ病患者が約1500万人、成人の統合失調症患者が240万人いるといわれる。大塚とルンドベックは8月上旬、レキサルティを米国で共同発売する予定。
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