米国民の通話履歴消去へ 過去の情報収集と決別

 【共同】国家情報長官室は27日、テロ対策の一環として国家安全保障局(NSA)が過去に収集、保管してきた国民の通話履歴の活用を近く中止すると発表した。さらに履歴データをできるだけ早い時期に消去する方針も明らかにした。

 中央情報局(CIA)元職員スノーデン容疑者による暴露でNSAは国内外で強い批判にさらされた。履歴データの消去により、過去の活動との決別を印象付ける狙いがありそうだ。

 議会は6月、NSAの活動を制約する「米国自由法案」を可決。半年の移行期間を経て、履歴収集活動は終了することになったが、既に集めたデータの扱いは決まっていなかった。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る