アイフォーン販売失速 アップル、成長に陰り

 IT大手アップルは26日、2015年10~12月期の決算発表で、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売が前年同期比0.4%増の7477万9000台だったと明らかにした。07年の発売以来、最も低い伸び率となった。スマホの世界的な普及で需要が弱くなり販売が失速、成長に陰りが出た。

 15年9月に最新機種「アイフォーン6s」と「6sプラス」を投入したが従来機種との違いが少なく買い替えも広がらなかった。ティム・クック最高経営責任者(CEO)は電話会見で「アイフォーンの販売台数は16年1~3月期に減少する」との見通しを表明した。

 クック氏は「サービス」分野を育成する方針も示した。音楽や映像の有料配信などを拡充する考えとみられる。(共同)

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