2月9日から東京で開かれる日米航空協議で、国土交通省が羽田空港の米国路線の発着枠について、1日12枠(往復)への増枠を提案する方向で調整していることが29日、分かった。このうち羽田発着が昼時間帯(午前6時台~午後10時台)の便は、これまでのゼロから10枠に大幅に増やす。合意すれば、昼間に羽田を出てニューヨークなど米東海岸に行ける路線が実現する見込みだ。
羽田と米国を結ぶ路線は現在、深夜早朝時間帯の8枠が確保されており、1日7便が就航。ロサンゼルスなど西海岸とホノルル線に限られている。国交省は、深夜早朝枠を2枠に減らし、新たに設定する昼間の枠と合わせて計12枠とする方向で、米国側と調整するとみられる。
羽田の昼間の発着枠をめぐっては、昨年12月にワシントンで開いた協議で合意に至らず、継続協議となっていた。(共同)
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