ディズニー・クルーズライン
バハマ4泊の旅 前編

文/佐藤美玲(Text by Mirei Sato) 取材協力/ミッキーネット

クルーズの季節がやってきた! エンターテインメントやサービスの質の高さに定評がある、ディズニー・クルーズライン。巨大客船「ディズニー・ドリーム号」でゆく、「4泊5日・バハマの旅」を紹介する。

© Disney

ディズニー・ドリーム号
© Disney

DAY1
フロリダを出港

Matt Stroshane, Disney Cruise Line

Matt Stroshane, Disney Cruise Line


Kent Phillips, Disney Cruise Line

Kent Phillips, Disney Cruise Line


Preston Mack, Disney Cruise Line

Preston Mack, Disney Cruise Line

●日の出6:46am/日の入り7:55pm
●天気 晴れ
●最高気温 摂氏27度
●本日のメーンイベント

3:45pm 全員乗船
4:00pm 緊急時避難訓練
4:30pm 「Sailing Away」ショー
5:00pm ポート・カナベラル出港
●キャラクター・グリーティング
ミッキーマウス、シンデレラ、ミニーマウス、ラプンツェル
●夜のミュージカル
「The Golden Mickeys : A Timeless Tribute」
●映画上映
「Cinderella」「Monkey Kingdom」
●ファミリー向けイベント
カラオケ、ダンスパーティーなど
●子供向けイベント
「トイ・ストーリー」のブートキャンプなど
●大人向けイベント
ワイン・テイスティング、コニャック・テイスティングなど
●ディナー会場
「Animator’s Palate」
ディズニーが誇るアニメーションの技術とマジック、創造性をテーマにしたレストラン。店内にあるスクリーンから、「Finding Nemo」に出てくるウミガメのキャラクター、クラッシュが話しかけてくる。料理は、コンテンポラリー・アメリカン、およびパシフィック・リムのスタイル。

 フロリダのオーランド国際空港に到着した。周りもみんな、ディズニーのクルーズに乗る人ばかりのようだ。ミッキーマウスやミニーマウスのシャツを着た人たちの流れに従って、空港の端にあるディズニーの専用シャトルバス乗り場へ向かった。
 バスに乗る前に、簡単なチェックインを済ませる。クルーズ船が発着するポート・カナベラルへは、50分ほどで着いた。宇宙ロケットやスペースシャトルの発射場所として有名な、ケープ・カナベラルの近くだ。
 午後3時45分までに乗ればいいのだが、昼前から港のターミナルは混雑していた。船長の格好をしたミッキーとミニーが出迎えに来ており、記念写真を撮ろうという子供たちの長い列もできている。
 セキュリティー・チェックポイントを通り抜け、カウンターで手続きを行うと、さっそく乗船OKに。スーツケースなど大きな荷物は、客室の用意ができる夕方に運んでくれるというので、手ぶらになる。
 ターミナルと船を結ぶ通路の入り口は、ミッキーマウスの耳の形。トンネルをくぐると、もう船内ロビーだ。
 船の名前は「ディズニー・ドリーム号」。ロビーは豪華で、船の3階から5階にあたる部分が吹き抜けになっている。らせん階段が中央に。天井にシャンデリアが輝いている。
 客室の用意ができるまで、そして、ほかの乗客がすべて乗り込むまで、まだ時間がある。探険がてら、11階のデッキでバッフェ形式のランチが食べられるレストラン「Cabanas」へ行ってみた。
 ディズニーのクルーズでは、アルコールや一部の飲料を除いて、船内どこで何を食べてもお金はかからない。クルーズ参加費に含まれている。乗船するときに渡された客室のカギとIDを兼ねたカードを見せるだけでいい。
 レストランも満席に近かったが、それよりにぎわっていたのが、ソフトクリーム・ショップ。ここは、昼前から深夜まで開いている店で、日替わり3種類のソフトクリームが食べ放題だ。
 11階のデッキは、船の顔といえる「プール」がある場所だ。早くもプールサイドのデッキチェアは埋まっていた。滑り台には行列ができ、バシャバシャと子供たちが水遊びをしている。見守る大人も、ドリンク片手にくつろいでいた。
 まだ出港もしていないのに? と思ったが、ディズニーのクルーズには「リピーター」が多いと聞くから、みんな、勝手知ったる様子なのも当然か。乗船から下船まで、1秒も無駄にすることなく楽しもうという構えのようだ。
 4時からは、全員参加で緊急時の避難訓練が行われた。乗客全員が甲板に出ると、巨大客船とはいえ、かなり混雑した。訓練が終わると、そのまま上階デッキへなだれ込む。船出を祝うパーティー「Sailing Away」が始まった。
 セーラー服姿で飛び跳ねるスタッフたち。船長の格好をしたミッキーとミニーが登場すると、デッキを埋めた老若男女から歓声が沸いた。
 ステージの大音響をよそに、船は静かに出港した。じゃっかん曇っていたが、微風が心地よい夕方だ。


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