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タクシー運転手の指紋を採取
犯歴調査でボストン市警
- 2016年5月7日
- 2016年5月号掲載
ボストン市警はこのほど、すべてのタクシー運転手を対象に犯罪歴調査のための指紋採取を始めた。ウーバーやリフトなど携帯アプリを使った配車サービスのドライバーも含まれ、両社は採取に反対している。
ボストン・グローブによると、市警に指紋を使った犯歴調査を認めるボストン市の条例案は昨年提出され、ライセンスを持つ市内のタクシー・ドライバー全員に、毎年のライセンス更新手続きの1つとして指紋の提出を義務付ける内容が盛り込まれた。
ウィリアム・エバンス市警本部長は「ボストン市民はタクシー会社を信頼し、タクシーに乗る時はいつも安全に目的地に行けると思っている。指紋の提出は、確実にそうなるために警察ができることの1つ」と話している。
タクシーやハイヤー業界はこれを歓迎し、ウーバーやリフトのドライバーも従うべきだと主張しているが、両社は「運転手にはすでに第三者による経歴調査を行っているため、指紋の提出は不要」と反発。「指紋を出せば、逮捕されたが有罪にはならなかったドライバー候補を差別する恐れがある」と主張している。
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