2024年の市場をリードする、時価総額トップのアルトコイン

記事提供:bazoom group

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暗号資産(仮想通貨)はすでに10億ドル以上の市場規模を誇っていますが、この巨大な市場はビットコインだけでなく、多くのアルトコインによっても成り立っています。2024年4月現在、存在するアルトコインの数は、なんと240万種類以上になります [https://www.htmq.com/cryptocurrency/best-altcoins/] 。したがって、これまで暗号資産といえばビットコインしか知らなかった一般の人々も、アルトコインとは何かを改めて調査し、あらたな投資対象として関心を持ち始めています。このことを背景に、本記事では2024年に時価総額が最も大きいアルトコインについて詳しく見ていきます。

アルトコインの時価総額とは

アルトコインの時価総額とは、ビットコイン以外の暗号資産の市場価値を示す指標です。これは、現在の価格に流通しているコインの総数を掛け合わせることで計算されます。たとえば、あるアルトコインの価格が10ドルで、流通しているコインの総数が1,000万枚の場合、そのアルトコインの時価総額は1億ドルになります。

このとき、時価総額が高いほどそのコインが市場で高く評価されていることを意味し、異なる暗号資産同士の価値を比較するための基準となります。また、時価総額が大きいコインは、一般的に取引の流動性が高くなる傾向にある、価格の安定性が高いとされています。

時価総額トップのアルトコイン

2024年の暗号資産市場をリードする主なアルトコインを、以下に複数紹介します。これらを参考にすることで、投資家は新たな価値ある投資先を発掘していきましょう、

イーサリアム(ETH)

暗号資産の初心者であっても、イーサリアムの存在を知っている人がほとんどでしょう。本稿執筆時点の時価総額は3,753億ドルであり、イーサリアムは2024年も引き続きアルトコインの王者としての地位を維持しています。

イーサリアムは、2022年に「マージ(Merge)」と呼ばれるアップグレードを敢行し、Proof of WorkからProof of Stakeへ移行。その後、このアルトコインのエコシステムはさらに拡大し、DeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)市場の中心的存在となっています。

また、今年3月のアップグレード「デンクン(Dencun)」の実装により、スケーラビリティが大幅に向上し、トランザクション処理速度が飛躍的に増加しました。これにより、イーサリアムネットワークの利用コストが低下し、より多くのユーザーとデベロッパーを惹きつけています。

最近では機関投資家の参入も加速しており、今後期待される米国証券取引委員会(SEC)によるイーサリアム現物ETFの承認が、イーサリアムの価値をさらに押し上げていくことが予測されます。

バイナンスコイン(BNB)

バイナンスコインは、世界最大の暗号資産取引所であるバイナンスのネイティブトークンです。CoinMarketCapによると、現時点での暗号資産時価総額ランキングでは4位につけています。

また、バイナンススマートチェーン(BSC)の成長に伴い、BNBの用途は取引所内での手数料割引だけでなく、DeFiやNFTプラットフォームでも用途を拡大。このようなバイナンスの継続的な事業拡大と、定期的なトークンバーンによる供給量の減少が、BNBの価値上昇を支えています。

ソラナ(SOL)

ビットコインやイーサリアムに続いて、次なる現物ETFの承認が期待されるアルトコインがソラナです。

ソラナは、高速トランザクション処理と低コストを特徴とするブロックチェーンプラットフォームです。今年に入り、過去のネットワーク停止問題を克服し、安定性と信頼性を大幅に向上させました。

また、最近では、DeFiやNFT分野での採用が急速に拡大。特にGameFiセクターでの人気が高まっており、「Nyan Heroes」や「GG:Solana Hunger Games」などのソラナ基盤のゲーム需要が拡大しています。

リップル(XRP)

リップルは、長年続いていたSECとの法的争いが最終局面に突入していることから、投資家の関心を再び獲得し始めています。

さらに、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の開発においても、リップルの技術が活用されるケースが増加。国際送金市場で大きなシェアを獲得しており、XRPの実用性と需要が大幅に向上しています。

まとめ

2024年の暗号資産市場では、多様なアルトコインがビットコインに次ぐ存在感を示しています。そして、本記事で紹介したようなアルトコインは、技術革新とユースケースの拡大により、特に時価総額を大きく伸ばしています。投資家にとっては、これらのアルトコインの動向を注視し、適切なタイミングでの投資判断が重要となるでしょう。

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