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アダルトショップ、OKです
ニューヨーク市、裁判所が規制却下
- 2015年9月5日
ニューヨーク市では、レストランや化粧品ブランド店、ギフトショップなどに紛れて、多くの「アダルトショップ」が営業している。
市は20年以上にわたってこうした店の取り締まりを強化してきたが、一部の店はしぶとく生き延びてきた。
そしてついに7月、マンハッタンの裁判所は、これらの店にも営業する権利があるとの判決を出した。
ニューヨーク・タイムズ(7月22日付)によると、判決では、アダルトグッズや性的なサービスがその店で取り扱う商品の40%を超えない限り、アダルトビデオショップや、トップレスのダンスクラブなどは、合衆国憲法修正第1項の表現や宗教の自由によって保護される、とした。
アダルトショップ側は、言論の自由を主張して、人通りの多い地区からこうした店を締め出そうとする市と、法的に激しく争ってきた。今回の判決は、アダルトショップ側の勝利と言える。
かつてマンハッタンのタイムズスクエアには、のぞき部屋やストリップ劇場などのアダルトショップがあふれていた。
しかり、ジュリアーニ市長が犯罪撲滅や街の「浄化」を掲げて、こうした店を排除すべく動き出した。1995年には、アダルト系のキャバレーやショップが、住宅地などの特定地区で営業することを禁じた。
また、学校や宗教施設が500フィート以内にある場所では、アダルト系の店が営業できないようにした。
アダルトショップの経営者たちは、規制をかいくぐるため、アダルト系のグッズに混ぜて、「アイ・ラブ・ニューヨーク」の文字がはいったTシャツや、自由の女神像の冠のおもちゃなどを並べて売っていた。
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