NYからハワイまで
不動産購入&投資事情
- 2017年11月1日
- 2017年11月号掲載
San Francisco・Silicon Valley
IT企業への人口増加を背景に
ベイエリアは価格沸騰状態
●不動産の状況や今後の見込みは?
一口にシリコンバレーといっても広く、その中で人気のエリアはサンノゼ、マウンテンビュー、パロアルトです。ポイントは学区の優秀なエリアで、特にマウンテンビューは不動産価格が上がり続けています。理由としてサンフランシスコやシリコンバレーにはIT企業を中心に常に仕事があり、人口が増え続けているという点が第一に挙げられます。
一方でシリコンバレーに通えるということもあり、サンフランシスコ市内の物件の人気も上がり続けています。実際にサンフランシスコの家賃は全米一高いといわれています。2016年の平均家賃が3620ドル。このデータは広さや地域によって上下はしますが、それでもこの金額を目安に考えないと市内には住めないということになります。この要因には、IT企業が市内にも拠点を持つようになったこと、車がなくても会社まで専用バスが用意されていること、UberやLyftが手軽に利用できることなどがあります。よって投資として、サンフランシスコ市内に物件を所有することも将来性が非常に高いといえます。
他にサンフランシスコにもシリコンバレーにも通える地域として人気が上がっているのがサンマテオ郡です。サンフランシスコ空港の南に位置し、学区の評価が高い所も多く、1年中気候も穏やかで冷房のない家が多く快適な住環境です。
●不動産購入時のアドバイスをお願いします。
気に入った物件があればまず買うことです。戦後70年のデータで、アメリカの不動産価格は平均4%ずつ上昇しています。なぜ不動産が上がるのかはセンサスを見れば分かります。アメリカの人口は16秒ごとに1人増えており、その人口が集中する地域が東海岸と西海岸です。それだけ需要に対して供給が追いついていない、つまり不動産価格は長期的に見れば上昇していくことになるのです。
2ベッドルーム コンドミニアム $1,000,000〜
4ベッドルーム 一戸建て $1,500,000〜
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