【ニューヨーク不動産最前線】
NYCでアパートを買う時

物件の値段が下がっています。NYCでは20年ぶりの買い手市場となっています。金利の低下がバイヤーの購買意欲を後押しして、さらにバイヤーにとっては有利な状況になっているのです。

ところで、NYCでアパートを買いたいと思った時に、まず何から始めたらよいのでしょうか。
まずは、自分はいくらくらいの物件が買えるのか、どのくらいのお金が手元に必要かを把握するところから始めてください。全額キャッシュで購入するのか、それともモーゲージを借りるのかを決めます。モーゲージを借りたほうが良いのかどうか分からない場合もあると思いますが、そんな時は不動産ブローカーにまずご相談ください。

キャッシュで購入する場合は比較的簡単です。物件購入のお金と購入にかかる諸経費(クロージングコスト)を払った後に手元に残るお金で毎月の物件維持費(コモンチャージと固定資産税)それに生活費が払えれば大丈夫です。

モーゲージを借りたいけれど、自分がいくら借りられるのか分からない場合、まずは銀行に相談してください。ダウンペイメントとしてどのくらいの金額を入れたいのかを伝え、自分の収入と資産(口座残高、有価証券や不動産など)を伝えれば、無料でエスティメートを出してくれます。いくら借りられるかが分かれば、購入できる物件の予算が立てられます。

ただし、モーゲージを借りる場合は、同じ物件を買うにもクロージングコストが余分にかかるので注意が必要です。クロージングコストの目安は、キャッシュの場合は購入金額の2~4%、モーゲージ利用で購入の場合は5~7%です。

予算が立てられれば、購入できる物件の広さ、クオリティー、ロケーション、種類(コンドミニアムかコープか)、既存物件か新築物件か等、いろいろなことが具体的に決められるようになります。同じ予算でも購入できる物件はさまざまです。ブローカーに予算と希望条件を伝えて、さあ、物件探しの始まりです。

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柏原知子 (Tomoko Kashihara)

柏原知子 (Tomoko Kashihara)

ライタープロフィール

大阪女子大学(現:大阪府立大学)卒業後、CBRE Japanに入社。東京で外資系企業のオフィス移転を担当する商業不動産ブローカーとして働いた後、ニューヨーク勤務を機に住宅ブローカーに転向。1999年より住友不動産販売NYで活躍した後、2021年に米系大手Compassに移籍。趣味は旅行、クルーズ、トレッキングとイタリア語。

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