【ニューヨーク不動産最前線】
引越し時の荷物搬入

部屋を見て回り、部屋が決まればどんな家具をどこに置くかといろいろ考えるのは楽しいですね。実際にお客様でも部屋を決めて申し込みをした後、ボードの入居審査を待っている間に、家具のための寸法を測りたいからと部屋をもう一度見に来る方は多いです。

ただし、ここでも注意が必要です。家具の搬入にはコンドミニアムの入居用エレベーターの予約が必要です。荷物搬入用のエレベーターは平日の昼間(9〜17時)、それも午前の部か午後の部どちらか一方しか選べないというビルがほとんどです。引越しのハイ・シーズンには先約があって、希望の日にエレベーターが取れない場合もあります。前もって引越業者との日にちの打ち合わせも大切です。

エレベーターの予約が取れない、もしくは引越業者が空いてないという理由で、せっかく契約開始日通りに入居の承認がおりても、荷物が搬入できないということになってしまいます。

基本的にこのエレベーターの予約は、ボードの審査に合格するまで取ることができません。申し込みをして結果を待っているという段階では予約できないので、承認が契約開始日の直前になってしまったというような場合には、そこから引越業者の手配は間に合いませんよね。

ボードの審査にばかり注意がいってしまい、引越しの手配のことは意外に見落としがちですが、こちらもビルの承認がいるので、コンドミニアムの引越しには余裕を持って申し込みをすることが大切です。

引越業者、エレベーターともにうまく日程が合い予約が取れたら、前もってビルに引越し用保険(COI: Certificate of Insurance)を出すのをお忘れなく。予約は取れていたのに、いざ引越し荷物が来てみたら、COIを出していなくて搬入できなかったというケースもあります。

余談ですが、賃貸の場合、契約開始日を月の初め(1日始まり)にする契約が多く、どのビルも月の初めはエレベーターが混み合うようです。もし余裕があるなら契約開始日を月初以外で設定するという手もあります。

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柏原知子 (Tomoko Kashihara)

柏原知子 (Tomoko Kashihara)

ライタープロフィール

大阪女子大学(現:大阪府立大学)卒業後、CBRE Japanに入社。東京で外資系企業のオフィス移転を担当する商業不動産ブローカーとして働いた後、ニューヨーク勤務を機に住宅ブローカーに転向。1999年より住友不動産販売NYで活躍した後、2021年に米系大手Compassに移籍。趣味は旅行、クルーズ、トレッキングとイタリア語。

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