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〔シンガポール〕地場人事BIのパナリット、日本に海外初拠点
- 2019年10月17日
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ピープル・アナリティクス専門のビジネスインテリジェンス(BI)サービスを提供するシンガポールのパナリットは15日、日本法人を設立したと発表した。海外初の拠点となる。人事労務関連のデータ分析の需要取り込みを狙う。
ピープル・アナリティクスは、社員・組織に関するデータを収集・分析し、組織づくりや人事に利用する手法を指す。日本法人の名称はパナリット・ジャパン(東京都中央区)。日本では、既にユニコーン企業(企業価値が10億米ドルを超える未上場企業)や事業多角化を進める東証1部の上場企業を中心にBIサービスの提供を開始している。今回、従来の英語版に加えて日本語版サイトを立ち上げたのを機に、より多くの企業の利用を見込む。
パナリットは、人事労務管理のデータを一括して集計・分析するBIを提供。企業が所有する人材のデータを一元化することで、人事面の課題に応じて組織の最適な意思決定を支援している。日本では少子高齢化やデジタル化といった社会・経済環境が変化していることや、「働き方改革」の進展を受け、人事労務管理に関する企業ニーズが増加している。一方で、人事分野ではデータを活用した意思決定機能の導入が遅れているため、BIサービスの需要が高いとみている。
パナリットの担当者はNNAに対し、「日本では新興企業と大企業の両方で人事分野のデジタル化を前向きに検討しているケースが多い。ただ、ピープル・アナリティクスはまだ新しい分野で日本で提供されているサービスはまだ少ない」と説明。日本での人事BIの需要取り込みに意欲を示した。
情報提供:株式会社NNA
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https://www.nna.jp/corp_contents/infomation/2019/190802_nna/
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