〔インド〕京セラ、東部オディシャにIT専門学校を開設

アジア発の有効なビジネス情報を手軽にキャッチ!

13日に開校したTICSA校内の様子(KCCSキャリアテック提供)

京セラグループで人材事業を手掛けるKCCSキャリアテック(東京都港区)は16日、インドの私立学校チャンドラ・セカール・アカデミー(CSA)と共同で、東部オディシャ(オリッサ)州プリーにIT専門学校「ITトレーニング・センター&ジャパニーズ・ランゲージ・センター(TICSA)」を開校したと発表した。地場のIT教育機関テクノ・インディア・グループの支援を受けた。優秀な学生にITを学ぶ場を提供することが目的で、KCCSキャリアテックは教育方法と機材を、テクノはIT資格試験のノウハウをそれぞれ提供する。

13日に行われた開校式には、在コルカタ日本国総領事館の夛賀政幸・総領事らが出席した。TICSAではウェブやアプリの開発を学ぶ6カ月間のコースのほか、NIELIT(ニエリット)と呼ばれるインドのIT資格を得るための認定コースを用意する。NIELITは資格レベルにより日本の情報処理技術者試験と相互認証しており、インド人技術者が日本で働く際の就労ビザの取得要件のひとつにもなっている。

KCCSキャリアテックの広報担当者はNNAの取材に対し、「講義(座学)は10月から開始しており、すでに約10人の学生がいる。IT実機を使用した学習は11月から始まる」と説明した。講義は昼間と夜間コースがあり、随時入学を受け付ける。卒業生がIT技術者として日本で働けるよう、支援していく考えだ。

CSAは2004年にプリーに設立。インドの初等・中等教育に日本語や日本のマナーを取り入れたカリキュラムを特徴とする。京都に分校がある。テクノは1985年に設立した私立の教育機関で、東部・西ベンガル州に本拠を置く。

情報提供:株式会社NNA

アジア13カ国の拠点から、毎日300本の記事を有料で配信。現地の生きた経済・ビジネス情報を日々、素早く手軽にキャッチできる。現在7000社、約1万6000人のビジネスパーソンが活用。
https://www.nna.jp/corp_contents/infomation/2019/190802_nna/

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

この著者の最新の記事

関連記事

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る