〔シンガポール〕ビアードパパ運営社、カレーパン専門店開業

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日本のカレーパンを専門に販売しているパンコ・ポケット=18日、シンガポール中心部(NNA撮影)

シュークリーム専門店ビアードパパを運営する麦の穂(大阪市北区)は18日、海外向けの新業態となる揚げたてカレーパン専門店「パンコ・ポケット」の世界1号店を、シンガポールで開業した。日本のカレー専門店が海外進出を進めるなど「日本式カレー」の認知度が世界的に高まっており、カレーパン専門店に商機があるとみる。5年以内に海外で100店舗を目指す。

パンコ・ポケット1号店は、中心部の商業施設プラザ・シンガプーラの地下2階に開業した。店舗面積は190平方フィート(約17.65平方メートル)。現地法人ムギノホ・グローバルが運営する直営店だ。ビーフ、チキン、野菜の3種類のカレーパンと、月替わりで中身の異なる揚げパンの計4種類とドリンクを販売する。パン、ドリンクの価格はいずれも3.3Sドル(約263円)で、3点以上購入する場合は一律2.9Sドルに値引きする。店舗は持ち帰り専門店だ。

食材の調達や生産はシンガポールで実施。店舗で最終加工を行い、揚げたてを提供する。店名に反映させるほどパン粉にこだわっており、現地の老舗パン屋スイートランズ・コンフェクショナリー・アンド・ベーカリーの食パンを使用している。麦の穂はスイーツ専門店やうどん店など日本で12ブランドを展開しているが、カレーパン専門店はない。パンコ・ポケットは海外での展開を主軸とする新たな業態となる。

海外ではこれまで、ビアードパパ、焼き菓子のココフランの2ブランドを展開。パンコ・ポケットが3業態目となる。スイーツブランドの主要顧客は20〜40代の女性が中心だが、パンコ・ポケットでは男性客の需要も取り込む。1号店の売り上げ目標は月間7万Sドルだ。

ムギノホ・グローバルの井上慶マネジングディレクターはNNAの取材に対し、「パンコ・ポケットを5年以内に100店舗開業する」との目標を明かした。まず2020年にシンガポール国内で3店舗を新規開業し、香港など他国にも進出する計画だ。シンガポールの最初の4店舗は直営とし、フランチャイズ(FC)展開に向けて店舗オペレーションやサプライチェーンなどのモデルを構築する。

海外店舗3年で2.6倍の500店に

麦の穂は以前から「日本の “美味しい!” を世界へ」という理念を掲げており、2001年の香港進出以来、海外展開に力を入れている。10月時点で海外15カ国・地域で計192店を展開。来月にはスリランカにも進出する。海外での販売規模は、直営とFCを合わせて年間50億円程度という。

ムギノホ・グローバルはシンガポール西部ブーンレイに生産拠点を持ち、日本以外の全市場のビアードパパのシュー生地を生産している。シンガポールのビアードパパ8店舗のうち直営は1店のみ。残る7店舗はコーヒーショップチェーンの地場ヤクン・インターナショナルがフランチャイジーとして運営。年内にあと2店の開業が決まっている。

同社の石川享太郎ディレクターは、「22年までに海外の店舗数を全ブランド合計で500店に拡大する。新業態のパンコ・ポケットも含め、事業を加速させる」と意気込みを語った。

行列ができたオープン直後のパンコ・ポケットの店舗前=18日、シンガポール中心部(NNA撮影)

情報提供:株式会社NNA

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