〔インド〕愛三工業、西部にBS6対応の新工場を開所

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テープカットを行う愛三工業の野村得之社長(左から3人目)。開所式にはインド電子産業協会(ELCINA)の代表など約70人が参加した(愛三工業提供)

愛三工業(愛知県大府市)は8日、インドの生産子会社、愛三フィエム・オートモーティブズ・インディア(AFI)が西部ラジャスタン州に設置した新工場の生産開始を記念して、開所式を行ったと発表した。来年4月から導入される排ガス規制「バーラト・ステージ(BS)6」に対応した二輪車・三輪車向けの燃料噴射(FI)装置を生産する。

新工場は、AFIがインドに保有する2カ所目の生産拠点で、開所式は10月18日に実施した。投資額は土地と建設費用を合わせて約3億円で、敷地面積は約1万5000平方メートル。第1工場は南部アンドラプラデシュ州にあり、年産能力は2工場合わせて約400万台。愛三工業の野村得之社長は声明で、「高い性能と品質を有する当社のFI装置で、インドの環境改善に貢献していきたい」と意気込みを語った。既にインドネシアでは、年間約300万台のFI装置の販売実績があるという。

AFIは、地場の二輪車部品メーカーFIEMインダストリーズ(フィエム)と豊田通商の現地法人である豊田通商インディアの合弁企業で、首都ニューデリーに拠点を置く。資本金は10億ルピー(約15億円)で、出資比率はそれぞれ愛三工業が69%、フィエムが26%、豊田通商インディアが5%。

情報提供:株式会社NNA

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