ウェンディのデジタル資産講座
NFTの世界

デジタル資産の新たな手段として、NFTへの注目が高まっている。NFTとは何か、将来主要な投資先の一つとなり得るのか。NFTのコミュニティで世界的に活躍する起業家ウェンディが、NFTの魅力や活用方法を紐解く。

NFTを買う理由

NFTの購入方法は、日々さまざまな選択肢が追加されています。現在もっとも一般的なのは、OpenSea、Rarible、Solanartなどのマーケットプレイス。これらの場所では、Metamaskなどの仮想通貨ウォレットの所有といった暗号通貨の基本を知っておく必要があります。暗号通貨が高額の所もあり、慣れていない人には少し怖いかもしれませんが、初めてNFTを購入する人向けの簡単で安い選択肢もあります。私のお気に入りはTerra VirtuaとVeVe(アプリ)。VeVeについては前回お話ししたので、今回はTerra Virtuaについて紹介します。

ただしその前に、まずはなぜNFTを買うのかを考えましょう。

NFTはデジタル資産であり、この価値は唯一であり確実に所有権があることを証明できるものだということを覚えておいてください。NFTの世界では、所有権の概念がとても重要です。たとえば、私たちの日常では持ち家の売買契約書は自分のものであることを証明できますよね。同じようにNFTでは、所有者を示す契約(スマートコントラクト)があります。つまり、資産に対する所有権が証明できるので、売却・取引が可能となるのです。NFTの場合、仲介者にあたるのはブロックチェーンの技術であり、転売などをする場合はブロックチェーンの登録で所有者が移動します。ブロックチェーンは透明性が高く、ごまかすことができないようになっています。

NFT資産の購入方法

ではどのように買えばいいでしょうか? 例として、私のTerra VirtuaのNFTを見てみましょう。上の写真の「Godzilla No 42」というNFTは公式ライセンスを持ち、Terra Virtuaのマーケットプレイスで購入しました。スマートコントラクトでは私が買った日、価格、何日分といったあらゆる情報を見ることができ、私が売ると決めるまでの所有者は私です。

VeveやTerra Virtuaのような場所でNFTの購入に必要なのは、クレジットカードの準備だけ。Veveの場合、アプリをダウンロードした後でアプリ内通貨Gemを購入する必要があります。NFTには2D画像のプロフィール写真をはじめ、さまざまな種類があります。私が1番好きなのは、拡張現実(AR)で見ることができ、テラドームという仮想ショールームに展示ができ、いずれ仮想現実(VR)で見ることができるゴジラのような収集品です。

現在は多くのマーケットプレイスがあるので、どこを利用するのが良いか判断しにくいかもしれません。今回は私がNFTへの理解を深め、最初に投資を始めたVeveやTerra Virtuaを紹介しました。ぜひNFT の理解を深め、NFT投資を試してみてください。


Profile
Wendy Stibalis

メキシコ国立自治大学教育学修士。NFTの魅力を伝える女性NFT起業家で注目のインフルエンサー。YouTubeでも発信中!

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