ウェンディのデジタル資産講座
NFTの世界

NFT.NYC 2022に参加してきました!

6月に開催された世界最大のNFTカンファレンス「NFT.NYC 2022」に参加してきました。今回で4回目となるこのイベントは、タイムズ・スクエアのマリオット・マーキス・ホテルを本会場として7会場で行われ、入場者はおよそ1万5000人。

会場では活躍しているNFTアーティストやメディア企業、ブロックチェーン開発企業などNFT関連のビジネスに携わる人々が登壇し、NFTのあり方や将来展望について語りました。また、ゲームやアート関連NFTの展示なども多くありました。

今回私はVirtuaの代表として、今後の発展が注目されているメタバースのカンファレンスに参加しました。メタバースはVR(仮想現実)やAR(仮想拡張)の技術を利用した仮想空間で、アバターを介して参加者同士が会話をしたり仕事をしたり、遊んだりできる空間です。メタバースの技術がさらに進歩すると、仮想空間に没入してよりリアルな空間を共有できるようになるといわれています。メタバースが新しい生活を提供し、時間と空間の制限がない新しい交流の仕方が生まれ、世界を変えていくに違いありません。

また、バットマンのNFTsコレクションを所有するオーナーだけが参加できるBAT COWLSにも参加しました。ステータスシンボルとして、オーナーズクラブのようにデジタル資産の所有権を柔軟に利用する取り組みも今後、増えていきそうです。

NFT.NYC 2022では、ゲームやアートだけでなく、さまざまな業界においてもNFTを利用した新たなチャンスを模索する姿が見られ、インターネットが登場した時期との類似性を感じました。また、Web3.0に早くから注目していた人々に先行者利益があることも証明されているのでは、と感じる部分もありました。 現在、暗号通貨の価値は下がっていて、NFTに対しても懐疑的に見ている人が増えています。一方で、NFTの将来性を強く信じる人々も確実にいることを実感した4日間でした。次回は11月にロンドンで開催されます。さらに発展を続けるNFT界が見られることを楽しみにしています。


Profile
Wendy Stibalis

メキシコ国立自治大学教育学修士。NFTの魅力を伝える女性NFT起業家で注目のインフルエンサー。YouTubeでも発信中!

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

この著者の最新の記事

関連記事

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  2. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  3. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  4. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
  5. 私たちは習慣や文化の違いから思わぬトラブルに巻き込まれることがあり、当事務所も多種多様なお...
  6. カナダの大西洋側、ニューファンドランド島の北端に位置するランス·オー·メドー国定史跡は、ヴァイキン...
  7. 2023年12月8日

    アドベンチャー
    山の中の野花 今、私たちは歴史上経験したことのないチャレンジに遭遇している。一つは地球温暖化...
  8. 2023年12月6日

    再度、留学のススメ
    名古屋駅でホストファミリーと涙の別れ(写真提供:名古屋市) 以前に、たとえ短期であっても海外...
ページ上部へ戻る