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【ニューヨーク不動産最前線】コープの購入プロセス
- 2023年12月5日
不動産エージェントという言葉は日米で共通して使われていますが、国ごとにその意味合いや仕組みには大きな違いがあります。日本では個人が不動産免許を取得せずとも不動産の仲介業務を行えますが、米国ではライセンスの取得が不可欠です。今回の記事ではこの異なる制度のもとで、特にニューヨーク州における不動産エージェントの役割とその仕組みに焦点を当てていきます。
それでは、ニューヨーク州での不動産エージェントの一般的な区別と役割について説明します。
不動産仲介会社
不動産取引の仲介やサービスを提供する企業や機関を指します。これらの会社は、ブローカーやセールスパーソンとエージェント契約を結び、不動産取引の仲介やサービスを提供します。不動産仲介会社には、大手の企業から個人の経営者までさまざまな形態があります。会社が提供するサポートやインフラをエージェントと共有する形態が一般的です。
ブローカー
州が定める要件を満たしライセンスを取得した専門家です。ブローカーは不動産仲介会社に所属するか、独立して事業を行うことができます。個人のブローカーが独立している場合、その組織はブローカーが所有する不動産仲介会社と見なされます。
アソシエイト・ブローカー
通常はブローカーライセンスを持っているだけでなく、高度な経験やスキルを持つプロフェッショナルを指します。アソシエイト・ブローカーはブローカー資格を持っているので、単にブローカーと呼ぶこともあります。大手不動産仲介会社にライセンスを委託し、会社の方針に沿って働く点が独立系ブローカーとの違いです。
セールスパーソン
セールスパーソンも不動産エージェントライセンスを取得しています。通常、ブローカーかアソシエイト・ブローカーの指導のもとで働き、経験を積むと州の試験を受けてブローカー資格を取得する場合が多いです。
エージェントの報酬は成功報酬制度に基づいています。取引が成立しなかった場合にはクライアントは報酬を支払う必要はありません。ただし、エージェントとクライアントの契約や合意によって異なることがあるため、エージェントと代理契約を結ぶ際には契約内容をよく理解することが重要です。
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