アメリカにおけるリクルーターの存在とは? 〜人材会社利用のProとCon〜
- 2023年8月10日

「自社採用がなかなか上手くいかない・・・でも、リクルーターを使うとコストがかさむでしょう?」
「人材会社を通すからには、優秀な人を採用したい。でも実際、ちゃんとマッチングしてくれるの?」
こういったお声を耳にしたことがあります。
ビジネスにおいて最重要事項とも言える ”採用” を、社外の人間に任せるのは確かに少し抵抗がありますよね。
アメリカにおいてリクルーターは、実はとても身近な存在です。
90%以上の企業が人材会社を利用しているという調査結果もあるほど。
本記事では、米国でリクルーター・人材会社がどのような位置付けをされているのか。
そして、利用時に意識したいことを一挙ご紹介したいと思います。
1. 米国におけるリクルーターの立ち位置

前述の通り、アメリカにおいてリクルーターは、実は非常に身近な存在です。
それを裏付ける指標となる統計をいくつかご紹介しましょう。
リクルーターの数
アメリカンスタッフィング協会(ASA)が以下のようなデータを発表しています。
国内にこれだけ多くの人材会社が存在するとは驚きですね・・・!
アメリカに存在する人材会社の総数は、25,000社
累計オフィス数は、49,000ロケーション

上図は世界の各地域との比較です。
カナダと合算された数字にはなってしまうものの、その数はアジアの約1.5倍、ヨーロッパの約3倍と世界ダントツ。
リクルーターの需要を相対的に感じていただけるではないでしょうか。
市場規模の変化

また、その市場規模は向こう10年右肩上がりと見込まれており、この需要の伸びを”ロケット級”と表現する専門家もいるほど。
2023年の現時点で、そのマーケットサイズは、2000億ドル(約30兆円)を超えています。
参考までに、日本は約9兆円の規模と、その差は歴然です。
また、やや蛇足ではありますが、こんな面白いデータもありました。
昨今のデジタルワールドを支えるエンジニアをも上回る求人数とは、驚嘆です。
2021年本日付において
世界におけるリクルーターの求人数は、 364,970件
ソフトウェアエンジニアの求人数は、342,586件
アメリカにおいてリクルーター・人材会社の使用は決して特別ではないこと、
そして、その需要は世界全体で高まっており、アメリカはそれを牽引していること、を感じ取っていただければ幸いです。
2. リクルーター利用のメリット・デメリット

良い点、悪い点としてあげられる代表例を以下にてリストしてみました。
その中から、皆様の懸念となるであろうデメリット面に関し、弊社なりの見解・思いをシェアさせてください。

ソフト面でのマッチングに関して
リクルーター=社外の人間 なのですから、「技術・経験面以外での適合性は期待できるのか?」とお考えになる気持ちもよく理解いたします。
弊社STS Careerは、以下を常に念頭に置き、双方が心から納得のいくご縁を創出できるよう日々努めております。
- 雇用主様ならびに求職者の皆様の詳細な希望のヒアリング
- 目下のみならず中長期的なキャリア/ビジネスプランのすり合わせ
- 第三者視点ではなく、当事者意識を持ったマッチング
紹介料に関して
確かに、リクルーターの利用は決して安価ではないかもしれません。しかし、自社採用の場合に発生しうる以下のようなコストを抑え採用の質と効率を上げられるという点で、総合的に採算がとれるという見方もあるのではないでしょうか・・・?
- 求人広告掲載費:目安 $150 ~ 500/月
- キャリアフェアなどの出展費:目安 $10,000 ~ 40,000
- 自社キャリアページの制作・維持費
- 採用管理システムの利用料
- 人件費(レジュメスクリーニング等)
実際にこれまでに、下記のような悩みをSTSさんのお陰で解決することができた!という嬉しいお言葉も沢山頂戴してきました。
「自社採用を試みたものの、何百件と来るレジュメの精査に時間がただただ取られてしまいました。」
「大量のレジュメを見た後、やっと面接まで辿り着いたにも関わらず、期待していた人物像と異なり時間を無駄にしてしまった気がします。」
採用活動は、企業活動においてあくまでも手段であって目的。しかし、ビジネスの発展の鍵を握る非常に重要なファクターです。まだ人材会社を利用したことのない採用担当者様は、いちリソースとして検討されてみてはいかがでしょうか?
また、そのひとつに我々STS Careerが含まれておりましたら、とても光栄に思います。ご相談など気兼ねなくお声がけください。
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