JFOODOと人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」が「Anime Los Angeles 19」でコラボブースを出展し日本食をPR

テレビアニメ放送以来、国内のみならず海外にも高い人気を誇り、国外の活動も進めている「ラブライブ!サンシャイン!!」が2024年1月4日から7日にかけてロングビーチコンベンションセンターで開催されたアニメLAで「Hug×9 The delicious stories of Japan」と題した、日本の食文化を発信するブースを出展、来場者に日本食のPRを行った。

今回当アニメの世界観を表現したブースで、各キャラクターをイメージした日本食材を選択、使用した弁当ボックスを販売した。

ブースでは今回用に描かれたキャラクターの等身大パネルと記念撮影ができるフォトスペースも併設され、さらにアンケートに答えた購入者に、特製グッズをプレゼントしアニメファン垂涎のイベントとなった。

日本各地の食材を使用した弁当ボックスは3種類用意され、会期中には毎日300食もの弁当を用意し来場者も強い関心を示し完売するほどの好評だった。

今回のコレボレーションについてJFOODO執行役の北川浩伸氏に話を聞いた。

アニメとのコラボをすることになった経緯は?

「日本の食、アニメともに海外で人気がありますが、これまで日本の政府期間がコラボして仕掛けたことがありませんでした。なので、人気のコンテンツはかけ合わせたほうが合理性が高く注目されるだろうということで今回話しを進めました。
今回のコラボはチャレンジですが、ラブライブが食を提供してくれるとなりました。昨年ヨーロッパやアメリカで調査して当たる確度をみてみたいというのもありました。」(北川氏)

今回コラボの評判は?

「お弁当セットを出して手応えを感じています。海外輸出品の重点品目のひとつで政策にも合うカレー粉を使ったカレー味のおにぎりです。海苔も昔はだめだったが、最近は世界中で食べられるようになった。アニメコンテンツの効果の1つと言われているが、今回実証できたと思います。」(北川氏)

JFOODO CAOの北川氏

JFOODOの今後の展開はどう考えていますか?

「今回はアニメコンテンツでしたが、前例は考えないで他にもシナジーを出せるものがあるに違いないだろうと思います。メニューもオーセンティックなものだけでなくてもいいのかもしれません。フードテックのようなものも突破のきっかけになるかもしれません。」

「今回の試みをインバウンドに繋げるのが目標です。今回のようなイベントで食べた食品を、今度は現地に行って食べてみたいと考えるアメリカの人を日本に呼び込みたいです。日本旅行する人の最大の関心事は実は「食」なんです。日本に観光したときに一番魅力的なものは何かと聞くと明らかに「食」と答えます。海外で仕掛けることで日本の地方に「食を求めて来てくれませんか」というのがひとつの目的になります。
日本の生産者の目の前で食べてもらうことが影響力が大きく、生産者はやる気が出しやってみたい人も増える。生産力の基盤を高めて輸出を増やすことができたらいいですね。
今回はラブライブの9人のキャラクターが一人ひとりが親善大使として、推しの子が進めるものを食べてもらえたらうれしいです。」(北川氏)

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