日本経済の減速を予想 増税逆風、独り負けも OECD見通し

 【共同】経済協力開発機構(OECD)は19日、最新版の世界経済見通しを発表し、日本の実質国内総生産(GDP)成長率が2013年の1.8%から、14年に1.5%、15年に1.0%に減速するとの予想を示した。消費税引き上げなどの財政再建や、新興国の減速が理由。米国やユーロ圏については景気回復の加速を予想した。

 ことし前半は円安などで高成長を達成した日本だが、アベノミクスの第3の矢である成長戦略が不発に終われば、15年には独り負けが見込まれることが明らかになった。

 OECDが15年までの見通しを示すのは初めて。チーフエコノミストのパドアン氏は日本の消費税引き上げを評価しつつ「成長を強化するための大胆な構造改革が日本にとって最も重要だ」と指摘した。一方、輸出や消費の増加から、13年の成長率は0.2ポイント、14年は0.1ポイント上方修正した。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る