相次ぐ大規模リコール GM欠陥放置が影響か

 【共同】日本の自動車メーカーによる100万台規模の「ミリオンリコール(無料の回収・修理)」が相次いでいる。複数車種の部品共通化に加え、ゼネラル・モーターズ(GM)が欠陥を長年放置し大規模リコールを迫られたことで、安全性に少しでも不安があればリコールに踏み切っているとの見方もある。

 GMの欠陥放置では計13人が事故死したことが発覚し、遺族らが会社を提訴。メアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は4月上旬の米議会公聴会で適切な措置を取らなかったことを認め陳謝した。2月以降に公表したリコールの対象車は延べ650万台を超えた。

 日本勢でも大量リコールが相次いでいるのは、コスト削減のため同じ部品を複数車種で使うケースが増えたため。「他社もリスクを避けるため、安全性に少しでも不安があればリコールを実施する傾向があるのではないか」(米自動車ライター)との見方も出ている。

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