自動走行車で業界と協議〜グーグル、商用化の方法模索
- 2014年5月19日
- 自動車関連
自動走行車の開発を進めるグーグルは、同社の車両技術をどのように商用化するかについて自動車メーカー幹部と協議していることを明らかにした。
ウォールストリート・ジャーナルによると、グーグルは、カリフォルニア州マウンテンビュー本社近郊で、記者団を前に自動走行車の走りを披露した。プロジェクト責任者のクリス・アームソン氏は、商用化が6年先との見方を示しつつも「どうやって市場に送り出すか考えている」と述べた。
アームソン氏ら関係者によると、グーグルはまだ自前で車両の設計を行うのか、あるいはメーカー向けのソフトウェアや基本ソフト(OS)を作るだけなのか決めていない。氏は社名を伏せながら「定期的にメーカー幹部と協議している」と述べた。
グーグルの自動走行車は見た目には通常の車両と変わりないが、複数のセンサーと地図データを即時利用しながら位置を把握し、街路や高速道路を走れる機能を搭載している。
グーグルの自動走行車プロジェクトは2009年に始まり、リスクを伴う長期的な研究計画に取り組む「Google X」部門の一部となった。
アームソン氏はまた、グーグルがサンフランシスコ郊外のほか、アリゾナ、フロリダ、テキサス各州とワシントンDCなどでも車両の公道試験を開始したことも発表した。
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