はやぶさ2、6年の旅路に 3億キロ先、小惑星目指す
- 2014年12月3日
- 日本発ニュース
【共同】宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は3日午後1時22分、小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載したH2Aロケット26号機を種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げた。1時間47分後に高度約900キロで予定の軌道に投入、打ち上げは成功した。6年後の2020年の帰還を目指す。
はやぶさ2は、世界で初めて小惑星からのサンプルリターン(試料回収)を成功させた「はやぶさ」の後継機。地球から約3億キロ離れた小惑星「1999JU3」に向かい、水や有機物を含むとみられる岩石を採取する計画で、太陽系や生命の起源に迫る成果が期待されている。
全体を統括するJAXAの国中均教授は「はやぶさ2の宇宙航海がようやく始まった」と話した。太陽電池パネルを展開し、通信にも成功。初代はやぶさで故障した姿勢制御装置も正常に作動している。
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