AT&T、年明け以降、136件のIoT契約を獲得 〜 接続自動車が最大の顧客
- 2015年6月17日
- ハイテク情報
AT&Tは2015年1月以来、少なくとも136社の企業とIoT(Internet of Things)契約を結んだ。それらの企業は、農業から自動車、航空、エネルギー、医療、交通、セキュリティー、供給網関連の輸送まで多岐お業界にわたる。
エンバイロメンタル・リーダー誌によると、AT&Tの通信網には、3月31日現在で2200万近いIoT機器類が世界中で接続され、そのうち94万5000のスマート機器が今年第1四半期に追加された。前年同期比70%以上の増加だ。
さらに、そのうちの68万4000はコネクテッド・カーで、AT&Tは、IoT事業の成長を自動車業界がけん引している、と話す。同社は8社の自動車メーカーとIoT業務で契約している。
同社はまた、IBMならびにミューラー・ウォーター・プロダクツ(Mueller Water Products)と提携したばかり。3社は、IoT技術を使って水道網の水漏れを検知することで節水と水道管理を効率化する新技術を開発しており、各都市のスマート・シティー化事業を強化している。
米調査会社のIDCによると、IoT市場は2020年までに3倍に拡大し1.7兆ドル市場に成長すると予想される。IoT市場は、機器類と接続性、そして関連ITサービスによって構成される。
AT&Tによると、機器間(M2M)接続を業務効率化に活用しようとする企業は昨今急増している。M2Mの概念は最近では、「産業モノのインターネット(Industrial IoT=IIoT)」という言葉で表され、コスト削減や売り上げ増、時間節約、省エネルギー、業務過程の可視化に貢献する技術として導入する企業が各業界で増加中だ。
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