「日本の美術工芸作家と作品を祝う」展〜The Nippon Club Inc.

金象眼細工の目を持つ鯉のブロンズ花瓶 加納夏雄派、高さ45.2 cm、大正時代

日本クラブの日本ギャラリーではオリエンテーションズ・ギャラリーとオリエンタル・トレジャー・ボックスによる日本美術工芸作品展を開催する。このコラボ展は、アジアウィークで最も長く続いている展覧会で、今年は10年目11回目の記念すべき節目を迎える。

本展は、七宝、金工、陶磁、漆芸、絵画、竹工芸、彫刻、染織の各分野の著名な作家による質の高い作品が展示される。帝室技芸員や人間国宝による技巧を凝らした珠玉の近現代工芸品が幅広く紹介される。

ウサギの銀の置物 沼田 一雅 (1873-1954)と野上辰興 高さ 30 cm 1915年頃 (大正時代)

今年は、「記念」の概念を持つアートワークに焦点を当て、特別なお祝いのイベントや儀式的な行事を描いたオブジェクトを多く展示。また、明治・大正・昭和の国際博覧会や万国博覧会で受賞した作家を特集する。香道や茶道などの儀式に関連した作品も展示される。

限られたスペースで至高なる近現代工芸家の技から生み出された「日本の美」を鑑賞頂くため、最高峰の美術工芸品を選定されている。

本展を通じ、ニュ-ヨークをはじめアメリカ全土、及び世界中から集まる多くの方々と美術品鑑賞の喜びを分かち合いたい。

■日時:2023年3月16日(木)-3月24日(金)
10:00 am – 6:00 pm (月-金)、10:00 am – 5:00 pm (土)、日休
■場所:日本ギャラリー (日本クラブ 7階) 
145 West 57th Street, 7th Floor, New York, NY 10019
■入場料:無料

七宝花瓶 本多與三郎(名古屋)、高さ12.2 cm 19世紀後半(明治時代)
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