「ポケモン×工芸展 ― 美とわざの大発見 ―」展開催〜ジャパン・ハウスロサンゼルス

Credit: Jolteon (Detail), 2022 | Taiichiro Yoshida | Photo by Taku Saiki

ジャパン・ハウス ロサンゼルスは、7月25日(火)より『POKÉMON x KOGEI | Playful Encounters of Pokémon and Japanese Craft』(原題:ポケモン×工芸展 ― 美とわざの大発見 ― )を開催する。これは世界的人気を誇るコンテンツ「ポケモン」を日本の優れた工芸で表現する展示会。

「ポケモン×工芸展 ― 美とわざの大発見 ―」展は今年の3月~6月にかけて日本の国立工芸館(石川県金沢市)で開催され好評を博した後、アメリカでは初公開となる。20名のアーティストによる漆工、陶磁、染織、金工など多種多様な素材と技法を用いた、70点以上の作品でポケモンの世界を作り上げている。

人間国宝の金工作家・桂盛仁(カツラ モリヒト)から注目の若手・吉田泰一郎(ヨシダ タイイチロウ)まで、現代の日本工芸を代表するアーティストが、進化し続ける技と美意識でポケモンと向き合い、工芸の魅力と可能性を伝える。

本展は「Appearance(すがた)」「Stories(ものがたり)」「Life(くらし)」という3部で構成。陶芸家・今井完眞(イマイ スダマサ)による圧倒的な存在感を誇る陶器のフシギバナの様に、「Appearance」ではポケモンのフォルムだけでなく、毛並みやしぐさ、気配の様相を展覧する。「Stories」ではポケモンの世界観に挑戦し、漆工・池田晃将 (イケダ テルマサ)の手によって螺鈿でその神秘性を表現したアンノーンなどが世界観に深みを与えている。そして「Life」ではリザードンやロコンなど、ほのおタイプのポケモンたちが信楽壺と融合するなど、工芸が生活にもたらす機能や装飾にポケモンが挑戦する。

本展は開催期間中に作品の入れ替えを行い、何度来場しても新しい発見を楽しむことができるという。

■開催期間:2023年7月25日(火) ~ 2024年1月7日(日)
■開館時間:平日 11 AM 〜 7 PM; 週末 11 AM 〜 8 PM
■入場料: 無料
■会場:ジャパン・ハウス ロサンゼルス 2階ギャラリー
6801 Hollywood Boulevard, Level 2, Los Angeles, CA 90028

Credit: Charizard/Shigaraki Jar, 2022 | Keiko Masumoto | Photo by Taku Saiki

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 2025年2月8日

    旅先の美術館
    Norton Museum of Art / West Palm Beach フロリダはウエ...
  2. 約6億年も昔の生物たちの姿が鮮明に残るミステイクン・ポイントは、世界中の研究者から注目を集めている...
  3. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040」を自身...
  4. ニューヨーク市内で「一軒家」を探すのは至難の業です。というのも、広い敷地に建てられた一軒家...
  5. 鎌倉の日本家屋 娘家族が今、7週間日本を旅行している。昨年はイタリアに2カ月旅した。毎年異...
  6. 「石炭紀のガラパゴス」として知られ、石炭紀後期のペンシルバニア紀の地層が世界でもっとも広範囲に広が...
  7. ジャパニーズウイスキー 人気はどこから始まった? ウイスキー好きならJapanese...
  8. 日本からアメリカへと事業を拡大したMorinaga Amerca,Inc.のCEOを務める河辺輝宏...
ページ上部へ戻る